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#2 Pet Sounds / The Beach Boys

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音楽を深く掘り下げていくと必ず目にするCD1966年リリース The Beach Boys(ザ・ビーチ・ボーイズ)の Pet Sounds(ペット・サウンズ)

タイチ

ググったらいくらでも情報出て来るよ

ハジメ
フトシ

なので今回はペット・サウンズの作品に特化して独自の目線でご紹介します

『The Beach Boys』プロフィール

The Beach Boysは1961年アメリカカリフォルニア州で結成
Pet Soundsは1966年リリース通算11枚目のスタジオアルバム
収録曲全13曲。
アルバム発表前に13曲目「キャロライン・ノー」7曲目「スループ・ジョン・B」がシングルカット

アルバムリリース時のメンバーは、ウィルソン3兄弟と従兄弟のマイク・ラブ
ブライアンの友人アル・ジャーディンの5人組

アルバムのジャケット左から
DrVo:デニス・ウィルソン(三男)
BaVo:ブライアン・ウィルソン(長男) 
GtVo:カール・ウィルソン(次男)
Vo:マイク・ラヴ
GtVo:アル・ジャーディン

補足

「Pet Sounds」は「The Beach Boys」名義でありながら
収録されているサウンドはスタジオミュージシャンが起用されており
メンバーはボーカルとコーラスのみの参加になっています
またリーダーでヒット曲の多くを書いていたブライアン・ウィルソンのソロ作品と呼ばれています

『Pet Sounds』が制作された背景

Pet Soundsで有名な話ですが、長男のブライアンがビートルズのアルバム「ラバー・ソウル」に影響を受けて制作されたものであると言われています。

補足

Rubber Soul(ラバー・ソウル)
1965年12月3日に発売された、ビートルズ6作目のオリジナル・アルバム

結成当初はサーフ・ロックの象徴的存在でした。
米国西海岸の若者文化、青い海、サーフィン、カスタムカーなどをテーマにしたポップな楽曲で時代と文化と音楽が見事に融合し一躍トップアーティストの仲間入りを果たすも1人の天才の苦悩とメンバー間との亀裂が生じながら出来た作品である。

タイチ

詳しく説明すると、サーフィンの趣味は次男のデニスでお兄ちゃんのブライアンはサーフィンが趣味じゃなかったみたいよ・・・

げっ!?それなのにサーフィン・U.S.A.を作ったの?
逆にすごくない!?

ハジメ
タイチ

時代を掴んで形にするセンスは天才的だったんだろうね、年に2,3枚とリリースしていく中で色々と感じる事もあったと思うよ、だからメンバーと亀裂が生じて来る訳よ!
音楽で成長を続けていくお兄ちゃんと、それについていけなくなるメンバーと衝突していくのよ
現に制作途中にメンバーからは「こんなの誰が聞くんだよ?犬にでも聴かせる気か?」って信頼している友達と親戚のいとこから言われたらメチャメチャ凹むよ・・・

そんなん言われたら無理。泣く・・・

ハジメ
タイチ

今ではバンドの教科書的な1枚だけど、当時としては画期的で先鋭的だったんだろうね。周りの人が受け入れるまでには相当時間がかかっただろうし理解されなかった事を考えると相当しんどかっただろうね
でも13曲目アルバムの最後の最後に犬が鳴くんだよ

制作過程がフリになっていてオチが犬の鳴き声だと鳥肌ものですよ
歌詞の内容も、保守的で内面を映し出したものとなっています。
歌詞の和訳にもぜひ挑戦してみて下さい。

フトシ
タイチ

そして、この作品がキッカケでまた名作が生まれるのよ

『Pet Sounds』リリース後

アメリカでの評判は芳しくなく全米チャートは10位止まりでしたがイギリスでは各方面に絶賛され全英チャートで2位を獲得

タイチ

ビーチボーイズの「ブライアン・ウイルソン」はビートルズの「ラバーソウル」に衝撃をうけて「ペットサウンズ」を作成し、その「ペットサウンズ」に影響を受けて「サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド」が生まれる。

補足

Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
(サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド)
1967年6月1日に発売されたビートルズ8作目のオリジナル・アルバム

この流れはホント出来すぎですよ

フトシ

まとめ

The Beach Boysは現在も活動しています。ただメンバーは違いますが・・・
メンバーから揶揄され関係者からも納得されない形で生まれましたが
リリース後に時間の経過と共に周りから高く評価され今なお語り継がれている作品です。
聴いた事がない方は時代背景と照らし合わせながら聴いてみて下さい。
またThe Beach Boysをこれまで聴いた事がない方はベスト盤をおススメします。
今回紹介させて頂いた「Pet Sounds」に影響を受けた日本人アーティストは数多くいます。
『ペット・サウンズ』日本盤CDのライナーノーツは山下達郎さんが書かれています。

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